2級取得後、すぐに1級ボイラー技士を受験し、合格してきました。
これから資格取得を考えている人向けに、合格までの流れを解説します。
【資格概要】
ボイラーはボイラー技士の免許を取得しないと取り扱うことができません。また、作業主任者になるには伝熱面積に応じた級の資格が必要となります。
1級の場合は取得することで伝熱面積が500m2未満の作業主任者となることができます。
一般的には1級ボイラー技士を受験する際には2級の免許を所持している必要があります。
(エネルギー管理士取得後の実地研修などでも受験できますが、2級取得が一番簡単だと思います)
【試験科目】
試験科目については、2級の時と変わらず、「ボイラーの構造に関する知識」、「ボイラーの取り扱いに関する知識」、「燃料および燃焼に関する知識」、「関係法令」の4つとなります。
【合格基準】
合格基準も2級の時と変わらず、4科目それぞれの得点が40%以上かつ、4科目の合計点が60 %以上となります。
【勉強時間】
1級ボイラーの受験を考えてる方であれば、2級ですでにある程度勉強をしているかと思います。
管理人は試験の2週間前から公式の問題集を周回したのみでしたが、合格できました。勉強時間の合計は20時間も行っていないと思います。
2級取得後すぐに受験しに行けばほとんど勉強は必要ないと思います。
【勉強方法】
問題集を1年ずつ解いていき、間違えたり、内容がわからなかったものについては、参考書に戻って解説を読んでみてください。
過去問を9割理解できるようになれば合格は難しくないと思います。
問題集の問題は、安全衛生技術試験協会が公表してる問題になります。
https://www.exam.or.jp/exmn/LCkohyo.htm
実際の試験とは微妙に異なり、1~2割ほど問題集で見たことがない内容が出題されます。
下記に各科目における2級との主な相違点を記載します。
ボイラーの構造に関する知識:ボイラー効率、重油の使用量などの計算問題が追加
ボイラーの取り扱いに関する知識:ブロー水の薬剤濃度などの計算問題が追加
燃料および燃焼に関する知識:燃焼計算の問題が追加
関係法令:取り扱えるボイラーの大きさを判断する問題が2級から1級に変更
全体的に多少の計算が必要な問題が追加されます。とはいえ、過去問を解いて解き方を覚えればちゃんと解けると思います。
【参考書】
1級ボイラー技士であれば、日本ボイラ協会の出している教科書と問題集で合格可能です。
以上です。読んでいただきありがとうございました。このブログが合格の一助になれば幸いです。
下記にて他の資格についても概要を載せております。興味のある方はぜひ見てください。