いくつかある作業主任者の内、化学メーカー勤務であればこれだけは取っておいてほしいのが酸素欠乏・硫化水素危険作業主任者になります。
これから資格の取得を考えている人向けに、合格までの流れを解説します。
【資格概要】
酸欠作業主任者の資格は技能講習を受講し、修了試験に合格することで取得可能です。
技能講習には酸素欠乏のみを取り扱う、「酸素欠乏危険作業主任者」と硫化水素も併せて取り扱うことのできる、「酸素欠乏・硫化水素危険作業主任者」の2つがあります。
酸素欠乏の危険性についてはこちらの記事で解説しています。
【試験科目】
試験科目については、「酸素欠乏症、硫化水素中毒及び救急蘇生法に関する知識」、「酸素欠乏、硫化水素の発生原因及び防止措置に関する知識」、「保護具に関する知識」、「関係法令」の4つになります。
また、実技として「救急蘇生の方法」、「酸素濃度及び硫化水素濃度の測定方法」の2つを実施します。
【合格基準】
合格基準は4科目それぞれの得点が40%以上かつ、4科目の合計点が60 %以上となります。
【勉強時間・勉強方法】
3日間の講習の最終日に1時間ほどテストが実施されます。
勉強時間は講習中と、不安な部分があれば自宅に帰ってテキストを読む程度でよいでしょう。
講習中に講師の方がここは覚えておくようにと、重要なポイントを喋ってくれます。
【最後に】
私も資格は持っていますが、実際に測定したことは片手で数えるほどしかありません。
ただ、この資格を取ることで酸欠がどのようなものか、どういった場所で酸欠が起こりやすいのかなどの知識が身に付きました。
事故防止のために取得する方が良いと思います。
【参考書】
中央労働災害防止協会の出している公式テキストになります。
https://www.jisha.or.jp/order/tosho/index.php?mode=detail&goods_cd=23423
下記にて他の資格についても概要を載せております。興味のある方はぜひ見てください。