2016年に発生した労働災害になります。分類としては中毒です。
https://mainichi.jp/articles/20160104/k00/00m/040/068000c
銀の付着したタンクを硝酸にて洗浄中、金属製タンクのガラス窓が破裂し、
有毒ガスを吸い込んで2人が死亡したそうです。
事故発生時には通常時より液温が上がっていたとのことですから、反応暴走が発生したのでしょうか?
作業者は防毒マスク等の防護措置をしていなかったようですが、密閉系での作業ですので、
マスク等をする必要性はあまりないように思います。
強いて言えば、タンクの圧力計等で異常を検知し、緊急冷却するような設備や、
漏洩時の中和設備は必要だったでしょう。