昨年度に第一種衛生管理者を受験し、合格してきました。

これから第一種衛生管理者の受験を考えている人のために、合格までの流れを解説します。

【資格概要】

第一種衛生管理者は職場の労働安全に関わる資格であり、国家資格になります。

管理者の名の通り、管理職になる前後で取得する人が多い印象です。

作業環境の決まりなど、実務をする上で必要なことを知れるため、取得してよかったと思いました。今のところ免許を使用する機会はないですが。

【受験資格】

衛生管理者には受験資格があり、公式HPで公開されています。

管理人は1-1、つまりは大学卒で1年以上労働衛生の実務に従事した経験で申し込みました。

受験前に調べたところ労働衛生の実務の判定がかなり広いようで、社会人であれば大体は大丈夫なようです。

【試験科目】

試験科目は、「労働衛生(有害業務に係るもの)」、「労働衛生(有害業務に係るもの以外のもの)」、「関係法令(有害業務に係るもの)」、「関係法令(有害業務に係るもの以外のもの)」、「労働生理」の5つになります。

労働衛生と関係法令において、有害業務に係るものは各種作業主任者(酸欠、石綿等)で学習する内容とかなり被っていました。

社費で各種作業主任者を取得できるなら、それらをある程度取得した後に受験する方が良いかと思います。

【合格基準】

合格基準は5科目それぞれの得点が40%以上かつ、5科目の合計点が60 %以上となります。

2級ボイラー技士なんかもそうですが、労働安全衛生法に基づく免許試験はこの基準が多いようです。

【勉強時間・勉強方法】

5月末に試験を受けたため、GWくらいから勉強を始めました。勉強時間は平日1日1時間、土日は3時間程度で、合計60時間ほどだったと思います。

管理人の場合はいくつかの作業主任者を取得しており、すでに知っていた内容もあったため、勉強時間が少なかったと思います。また、常識的に考えれば解ける問題や、中学高校の化学、生物で習ったことのあるような問題もありました。

本当に一から勉強する場合の目安は100時間ほどみたいです。

過去の問題が公開されているため、一度目を通してみて、勉強時間を設定すればよいと思います。

【参考書】

参考書は下記の2冊を利用しました。基本的に上の本で内容を覚え、一問一答の方で覚えられたか確認するといった流れです。

一問一答の方は間違えた問題、自身のない問題をチェックし、周回を重ねました。

また、下記のサイトで公開されている問題の解説がなされています。管理人もだいぶお世話になりました。

https://osh-management.com/examination/Health-Officer/#gsc.tab=0

以上です。お読みくださりありがとうございました。このブログが合格の一助になれば幸いです。

下記にて他の資格についても概要を載せております。興味のある方はぜひ見てください。